ポルケの活動の目指すところ

精神障害当事者は、国内に少なくとも400万人はいると言われています。
それぞれ症状は様々ですが、疾患・障害が原因で体調面の折り合いに難しさを抱えています。
また、偏見ゆえに社会からの孤立にも苦しむ人も多いです。
学校や職場で秘密にしている人も多くいますし、親にも伝えていない人も実際にいます。

精神障害は先天性の要因だけではなく、幼少期のトラウマや青年期の社会適用の反作用などさまざま要因で、身体や心に不調が現れます。個別性が高い障害です。
精神障害の障害理解は難しさがあり、個人をもってしても困り具合は往々にして変化します。
〇〇症の理解ということを、診断名で一般化することは、むしろ図式化した支援や偏見を強化するとすら思います。

他方で、精神障害の社会要因を問うとするならば、都市化やグローバル化とともに享受した近代社会の発展の「犠牲」といえるのではないでしょうか。
過剰な成果主義、コミュニティから遊離した個人、人間らしさからほど遠い暮らしは、多くの市民に精神障害が身近となる理解啓発という皮肉を突きつけました。

しかし、そのようなサバイブからの堕落者は、普通ではない人、かわいそうな人と規定され、時として社会から排除されます。残念ながら、この問題は精神医療だけでは解決できません。
精神医療は人間を「治す」ことで、醜悪な社会構造を補完してきたとも言えます。
例えるなら、ウツと診断をされた人が薬を飲んで無理くり会社に行くことで、その会社のブラックな勤務体系やパワハラ上司が社会に温存されるようなごとくです。

自己責任至上主義は、生きづらい社会を再生産し続けます。
私たちは、社会そのもののありようを根っこから変えていく必要があると考えています。
そして、精神障害当事者としての経験と見地にこそ、その役割の一端があると考えています。
そのような思いを言葉にしていきたい、また当事者としての言葉の育みを大切にしていきたいとの思いでスペイン語のPORQUE(どうして?)から団体名とし、活動を始めました。


<お話会>

毎月1回を目安に、参加対象を精神障害当事者に限定した交流の場「お話会」を実施しています。


<学習会>

障害当事者に学ぶ ピア・カウンセリング ~自分の生活に取り組んでみよう(2017年8月)
私たちは何者か?歴史から学ぶ~当事者の声を地域からもあげていこう~(2017年11月)
当事者性を活かした支援・働き方とは?~ピアスタッフの現場から~(2018年2月)
ユニークな発達障害当事者会の交流体験~当事者会活動の運営のあり方を意見交換しよう!~(2018年2月)


<講演活動>

◎障害平等研修~障害のある私達の暮らしと権利~ 長野県上田市ふれあい福祉センター
◎東京大学全学自由研究ゼミナール「国連とインクルージョン」講演
◎日本福祉のまちづくり学会の研究討論会 2017年東海討論会 指定討論


<施設・行政への懇談・意見交換>

◎新宿区立生活支援センター
ショートステイ施設利用の面接における事実確認の申し入れ

◎大田区障害福祉課
精神障害の特性に応じた移動支援給付の利用状況の報告と提言